隣の恋人たちの事情

結婚は正解じゃない。独身も不正解じゃない。

相手色に染まりすぎる女の2回結婚・2回離婚|ヴィーガンカフェで独立準備中のリアル恋愛


誰もが羨む自由奔放な恋愛模様。でも、その代償は?

私の友人、茉莉子は、相手の“色”に染まるカメレオンのような恋愛体質。
地元を離れて1回目の結婚、縁もゆかりもない土地で2回目の結婚を経験。
現在はヴィーガンカフェで働きながら独立準備中。
20歳年上の哲学系ヒッピーと遠距離恋愛中の、まさに波乱万丈な人生を送っている。

地元脱出と1回目の結婚、そして「ヴィーガンキス」事件

「地元を出た理由は?」と聞くと、
「退屈から逃げたかったんだよね」と茉莉子。

1人目の夫は真面目なヴィーガンだった。
遠い昔、焼肉とバーベキューが大好きだった茉莉子がヴィーガンになったのは彼の影響だ。

大豆ミートの素晴らしさについて1時間熱弁されたときは面食らったが、同じ価値観と信念で生活をする2人の結婚は幸せそうに見えた。

しかし、彼の“ヴィーガンキス”宣言が破局の原因に。

彼が突然、
「キスも植物性にしよう、
唾液交換は動物性だから控えよう」と言い出した。

私は思わず叫んだ。
「それ、キス拒否じゃん!」

茉莉子は言った。
「恋愛に味気なさは無理。キスがない恋なんて生きてる意味がない」

結局、それが破局の引き金になった。

縁もゆかりもない土地での2回目の結婚と破天荒ミュージシャン

「次はどこで?」
「知らない土地。まさに縁もゆかりもない場所」

旅行中に出会った彼は、ライブハウスを駆け回る自由奔放なミュージシャン。

あやしげなライブハウスであやしげな音楽を奏でるサイケデリックバンドのギター。

「彼のことは?」

「ステージの上にいる彼をみてると満たされるけど、財布の中はいつも空っぽ」

そう言いながらも彼女は鮮やかな蛍光色の服に身を包み足繁くライブハウスに通った。

ある晩、茉莉子から電話。
開口一番、ため息混じりにこう言った。
「彼の財布って、ブラックホールなの。中身ゼロどころか、お金が近づくだけで吸い込まれてく」

私は笑いながら返す。
「まあ、ミュージシャンなんてそんなもんでしょ?」

でも、茉莉子の声色が変わった。
「違うの。ついに、喧嘩の末に…引っ叩かれた」

一瞬、言葉が出なかった。
「え、それってもう結婚生活じゃないよ。長期契約の自己虐待じゃない?」

「お金がないのは我慢できる。でも、暴力は無理。気づいたら殴り返してた」

「殴り返して正解。あんたの人生、安売りしすぎ。」

結局、彼の情熱は財布の中身だけでなく、茉莉子の心までボロボロにし、離婚という名の解放劇を迎えた。


縁もゆかりもない土地でヴィーガンカフェで働きながら独立準備中、3人目の彼との遠距離恋愛

「その縁もゆかりもない土地で、どうしてるの?」と聞くと、

「今はヴィーガンカフェで働きながら、自分の店を持つ準備してる。」

茉莉子は強い女だと思う。
地元とは全く違う環境で、日々奮闘中。

今はそこで、20歳年上の哲学系ヒッピーと遠距離恋愛中。

「彼のこと、どう思う?」と聞くと、

ジャスミン茶片手に愛と自由を語る人。けど安定とは無縁」

「そろそろ、落ち着こうとは思わない?」

「落ち着くのは死んでからでいい。」

そう言い切る彼女は、マクロビカフェの出店を夢見て、仕事と恋愛の狭間を忙しく駆け回っている。


男色に染まる女の恋愛哲学

茉莉子は自分の色を持たず、相手の色に染まるタイプ。
その結果、2回の結婚と2回の離婚を経験した。

「後悔は?」と聞くと、

「刺激が好き。平凡な毎日より、ブレーキが壊れてるくらいがちょうどいい。」

彼女の恋愛はジェットコースターそのもの。

破天荒で自由な恋愛は羨ましくもあるが、私は観客席でポップコーンを片手に見守る方が性に合っている。

あなたはどんな色?

現代の多様な恋愛事情。
「安定」だけが幸せの答えではない。

茉莉子のように、色んな恋愛の色に染まりながら人生を模索する女性もいる。

相手の色に染まることは、決して悪いことではない。
その色を自分のものにしてしまえばいい。

あなたはどの“色”を選ぶ?


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